科学者、旅に出る

人は皆 今まで知らなかった事を知りたい。

個と和で考えるwell-being

well-beingという言葉を近年見かけるようになりましたが、「良い状態」とはどんなことを指すのか。僕自身がwell-beingを調べる中で、こういうことを大事にしていきたいと思ったことをまとめました。



 




▼Well-being(ウェル・ビーイング)とは「良い状態であること」



well-being(ウェルビーイング)とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、日本語では「幸福」と翻訳されます。“Ing”という現在進行形の言葉が使われている通り、well-being(ウェルビーイング)は持続的な状態を意味する言葉です。

 

ただ、日本語で幸福というと少しわかりづらいので、僕はここであえて直訳の「良い状態」を示していると考えています。

「良い」とはなんなのか?普段の生活、家族や会社のことなどを考えながら是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。




▼個で見るwell-being

まずは“個”で考えるとwell-beingとは身体的な健康を意味することが多いです。例えば、パーソナル医療、フェムテックといった科学技術の発展が、個人の健康を大きく支えていく未来が描かれています。

実際に、経済産業省ではPersonal Health Record(PHR)と言った個人の医療データの統一化を施策に取り入れています。

 

また、個人的な動きでいうと、ヴィーガン食などの食と健康への嗜好の変化などが挙げられます。



▼和で見るwell-being

では“和”で見た時のwell-beingとは社会的・精神的な状態を指すと考えています。

古くから日本では個人間の間を意識した芸能が盛んです。歌舞伎や能、純文学をはじめ、お笑いなどといった“間”を大切にする文化が根強く残っています。

 

近年ではコロナによってコミュニティが崩壊し、個人での動きが強くなってきました。そのため、自分中心の考えが広がりつつあるように見えます。

 

しかし、人が生きていくためには誰かと関係性を気づいていくことが重要です。この時に大切なのが“間”であり、コミュニケーションです。良好な関係性は精神も社会的な関係も維持していきます。

僕たちは今一度、この“間”を発見する努力が必要なのだと思います。



▼まとめ

well-beingという言葉を近年見かけるようになりましたが、「良い状態」とはどんなことを指すのか。僕自身がwell-beingを調べる中で、こういうことを大事にしていきたいと思ったことをまとめました。

 

健康に重視した“個”と関係性に視点を置いた“和”

 

どちらも大切な考えであり、両立させることでwell-beingな生活へより良くしていくことができるのだなと考えています。

 

皆様もぜひ、自分にとってwell-being(良い状態)とは何か?を探してみてください。